本日仕事を終えてからの20時半、母校である愛知学院大学歯学部の歯科口腔衛生学教室におじゃまして、勉強させていただきました。歯科口腔衛生学とは、学校歯科医としての役割でもある虫歯や歯周病の予防など、広く国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的として日々研究と臨床に取り組んでいる学問です。その最前線で活躍されている大学病院の先生方で口腔衛生学教室の名誉教授である中垣先生をはじめ教室の先生方に、ご教授いただきました。
そこでは、虫歯の予防にはショ糖(主に甘いものの成分)の摂取をコントロールすることと、定期的・経時的なフッ素の利用が絶大な効果があるとのお話を聴かせていただきました。当医院でもフッ素の院内での塗布や、フッ素入りの歯磨き剤やジェルの利用を推奨してきましたが、フッ素入り薬剤による洗口も勧めていくことが大切と感じました。
また、歯周病の予防にはプラーク(歯垢=細菌のかたまり)の除去すなわち歯磨きが重要なのですが、それを補助するための歯の間を掃除する歯間ブラシや、デンタルフロスの使用がとても大切だとのことです。そのため学校歯科医会では、子どもの頃からデンタルフロスを使用することを推進する事業を現在展開中です。私も12月の初めに、ある小学校にデンタルフロスの使用法を教えに行ってきます


日々の診療の中で、自分の信念に基づいて治療や予防に取り組んでいますが、改めてその道のプロフェッショナルに教えを請い、裏付けることができて大変勉強になりました。
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