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歯を失ってしまった場合の治療
- 入れ歯・ブリッジのリスク
- 歯を失った際の対処法としては、かつてはブリッジがもっとも一般的でした。現在でもある程度はブリッジで治すケースもありますが、ブリッジの大きな問題点として、両隣の健康な歯を大きく削らなければならないことが挙げられます。歯を削ることで将来的に別の問題が起こってくる可能性もあるので、そのようなリスクがあることを患者さまに認識していただいた上で治療を行う必要があります。また、入れ歯という方法を選んだ場合には、元々の歯と同じように噛むことがどうしても難しくなります。義歯で回復できる噛む能力は、天然歯の2割~3割という話もあり、満足のいく状態になるかどうかは判断が難しいところです。
![]() インプラント | ![]() ブリッジ | ![]() 入れ歯 | |
---|---|---|---|
審美性 | ◎ | ○ | △ |
噛む力 | ◎ | ○ | △ |
衛生面 | ◯ | △ | ◎ |
耐久性 | 優れている | 両隣の歯に負担 | 合わなくなる事があるので適時調整しながら使用していく |
歯を削る | 必要なし | 両隣の歯を削る | 必要なし |
違和感 | なし | 少ない | ある |
手術 | 必要 | なし | なし |
診療形態 | 自費診療 | 保険と自費が有り | 保険と自費が有り |
治療期間 | 通常15~30週間 | 2~3回 | 2回~ |
残っている歯を保護するのに適した治療法
どのような方法を選んだとしても、歯を失ったことにより、他の残っている歯に何らかの負担を強いることになるので、残存歯を保護するという意味でも欠損部分の回復は大切な治療となります。そういった意味では、残存歯にかかる負担がもっとも少ない治療法とはインプラントだといえます。ただ、外科的な処置に抵抗がある方や、費用面での不安を抱える方がいらっしゃることも事実です。当院では、できるだけ多くの方がご自身の歯を残してしっかり噛める生活を送れるよう、患者さま一人ひとりに合った治療をご提案していきます。
インプラント治療を行う際に心がけていること

失った歯をそのままにしておくリスク
歯を失ってそのままにしておくと、失った歯の対合歯(上下の噛み合わせの反対側の歯)は、噛み合う歯がないので徐々に伸びてしまいます。また、失った歯が臼歯(奥歯)の場合は、臼歯部できちんと噛む力が負担できないと、下の前歯が上の前歯を突き上げることになり、上の前歯にトラブルが起きることがあります。
このように歯がないままで放置していると周りの歯に様々な悪い影響が出てきてしまうため、歯を失うことで将来起こりうるさまざまなトラブルをあらかじめ防ぐためにも、失われた歯を補う治療は欠かせないものといえます。
保存治療の専門家として
当院でインプラント手術を行う院長は、大学病院で保存治療を専門的に学んだ経歴を持っております。そのため歯を保存することを第一に考えてすべての治療にあたっております。しかし、保存治療専門医としての見地から「残せない」と判断した歯は、残念ながら高い技術を持つ医師ができる限りの手を尽くしても残すのは難しいと言わざるを得ません。やむを得ず歯を抜くことになった場合に、対処法としてインプラントを選択する人の数は年々増え続けています。失った歯のその後の処置については、経験豊かな当院の医師にご相談ください。
診療・治療計画
1、カウンセリング
不安な点や疑問点などがあれば、この際にお尋ねください。
2、診査・診断
レントゲンや歯周組織検査、上下の歯型を採取し、必要に応じてCT撮影などの詳細な検査も行います。
3、治療計画
内容について合意をいただいてから治療に入ります。
インプラント治療の施術
4、インプラント埋入手術
5、治癒期間
人工歯根と骨が結合するまで、数ヶ月間の治癒期間を設けます。
期間は手術した箇所や方法によって異なります。
6、人工歯装着
人工歯根と顎の骨が結合したら、人工歯との連結部(アバットメント)を取り付け、人工歯を装着します。
アフターケア・メンテンナンス
7、定期検診
人工歯を装着した後は、口腔内の環境を整えて健康を維持するために定期検診を行います。